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第1章(会計の機能)の演習問題

 106日の講義では教科書の第1章「会計の機能と制度」を終えました。ただし、「114 会計情報の順機能と逆機能」は駒場での講義としては高度な内容ですので省略しました。また、「12 会計規制の体系」は知識習得が主となる内容ですので、教科書に沿った説明にとどめました。

 以下は、「11 会計の機能」を復習し、理解を深めるための〔演習問題〕です。教室でプリント(「コンビニ会計をめぐる争点」)を配布し、講義で取り上げた「コンビニ会計」を題材にしています。各自、解答すること。正解は1018日ごろにこのブログに掲載します。

「コンビニ会計をめぐる争点」
http://sdaigo-kougi.cocolog-nifty.com/konbinikaikei20081006.pdf

〔演習問題〕
(問1) 上記のプリントに掲記した設例によれば、コンビニ会計方式では、以下のとおり、成果分配のパイとされる売上総利益は通常の企業会計方式を採用した場合よりも増加する(400円 → 640円)のに、コンビニ店主(加盟店)が不利益を蒙るとして提訴をしたのはなぜか? 

(問2) 1円廃棄方式を採用したら、成果分配のパイとされる売上総利益はコンビニ会計方式より少なくなる(640 → 404)のに、なぜ一部の店主(加盟店)はこのような方式を「考案」したのか?

企業会計方式

コンビニ会計
方   

1円廃棄方式

売上高

1,600

1,600

1,604

売上原価

960

1,200

1,200

廃棄ロス

(+240

(-240

   

売上総利益

400

640

404

ロイヤルティ

200

320

202


(問3) かりに、売上総利益ではなく、営業利益にもとづいて本部に分配されるロイヤルティが算定されるとしたら、本部と加盟店の間での成果分配をめぐる利害調整につき、会計上での廃棄ロス(棚卸減耗損のこと)の会計処理方法のいかんはどのような影響を及ぼすか? 

【注】 
 (問3)の解答にあたっては損益計算書の様式、棚卸減耗損の会計処理方法についての予備知識が必要ですが、講義ではまだ触れていません。教科書の5759ページと109110ページの説明を参照すること。

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余録

 先週、本郷キャンパスの三四郎池のそばの砂利道を通りかかると、地面に降りた鳩に出会った。近づいても怖がる気配がないので、しゃがんでよく見ると1本足だった。しばらく様子を見て、とっさに携帯電話を取り出し、シャッターを押すと、音に驚いて飛び去った。後で、あの鳩は、また片足で地上にうまく降りられるのかと考えたりした。

Photo_4   

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